「使っていないこの家、どうにか活かせないかな?」
そんな声を耳にすることが、最近増えてきました。
沼津市で先祖代々の土地を守りながら、空き家や古家をどう使っていくか。
今回は、築35年の平屋を“まるごとリフォーム”して賃貸にした、ちょっと素敵な活用事例をご紹介します。
「動画で観たい!」という方は、こちらのチャンネルをどうぞ♪
「今あるものを活かす」リフォーム

大手建設会社から、毎日のように「新築アパートを建てませんか?」と営業を受けていたオーナー様。
土地は残したい気持ちはあるものの、思い入れのある家を取り壊すことには抵抗があるご様子でした。
そんな中で縁優がご提案したのは「今あるものを活かす」リフォーム。何においても、新しければいいというものでもないですからね。


今回のリフォームでは外観はあえて大きく手を加えず、モニター付きインターホンとポストを新設するだけ。その代わり、室内は新品のようにピカピカに生まれ変わらせることにしました。
間取りは使いやすい2LDK、施工期間はシロアリ対策も含めて約1カ月半でした。


お部屋の中は、しっとりとした和室から白を基調にした明るい洋室に。スムーズに開閉する引き戸を採用することで、段差のないバリアフリーな空間にしました。


古さが気になっていたお風呂も、追い焚き機能付きのユニットバスに交換。見た目がきれいになったのはもちろん、毎日のお掃除も楽にできるようになりました♪
気になる費用は?

今回かかった費用は500万円。外装を直していれば150〜200万円ほどプラスだったそうですが、あえてそこは割り切り。
その分、家賃は月7.5万円で設定でき、利回りはなんと18%!5年半ほどで回収できる計画で、10年後には350万円以上が手元に残る見込みです。
もし将来的に貸せなくなっても、平屋なので解体費用も抑えられて、売却も視野に入れられる――そんな設計になっています。
賃貸で大切なのは”どんな人に借りてもらいたいか”

今回はリフォーム後に賃貸に出す予定があったので、立地や周辺に住む方々の属性から、こんな入居者さんを想定して計画を立てました。
・小中学校の近くで、一時的に住みたい30〜40代の子育て世帯
・2階建ての家を手放して、コンパクトに暮らしたい60〜80代のご夫婦
・社宅手当を活用して、会社負担で住まいを確保したい会社員の方々
もちろんどんな方でも大歓迎なのですが、歩いていける距離に小学校と中学校があるので、子育て中の方にとって便利なのでは?と思っています!

賃貸に出す物件をリフォームするときは、「どんな人に住んでもらいたいかな?」と考えながら計画を練るのがポイントなんですよ♪
隣で貸し農園もやってます!

そしてもうひとつ、この物件にはちょっと面白い特徴があります。
敷地の隣に畑があって、オーナーさんが「貸し農園」として開放しているんです!
月1,000円(年間12,000円)で利用できて、家庭菜園を気軽に楽しめます。
こちらの取り組みについては、過去のブログ記事でもご紹介していますので、あわせてご覧くださいね!

古民家再生・活用のご相談は縁優まで!

「今ある家を活かす」。
無理せず、手をかけすぎず。でも、住む人のことはきちんと考える。
そんな家づくりと土地の活用を、これからもご一緒に考えていけたらと思います。
空き家や古家の活用についてご相談がありましたら、どうぞお気軽にご連絡ください🍀