『兄弟みんなが「本当は、どうにかしたい」。誰も住まない実家、話し合いの“最初の一歩”の踏み出し方』

遺産分割協議書の上に置かれた眼鏡とペン。誰も住まない実家問題の解決をイメージした画像。

「誰も住まなくなった実家を、そろそろどうにかしないと」。 兄弟姉妹の誰もが、心のどこかでそう思っている。けれど、誰もその一言を切り出せないまま、時間だけが過ぎていく……。そんな状況に、胸が苦しくなっている方はいませんか?

思い出がたくさん詰まった家、まだ整理できていない両親の荷物。そして、相続やお金の話を家族とすることへの、言葉にしがたい抵抗感。様々な感情が絡み合い、「最初の一歩」を踏み出すことは、私たちが思う以上に難しいものです。

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なぜ、「話し合いの一歩」はこれほど重いのか

誰も住まない実家問題で悩む夫婦のイラスト。頭の中にはお金、お墓(相続)、家のことでいっぱいになっている様子。

「自分が言いだしたら、何か急かしているように思われないだろうか」
「お金の話で、兄弟の仲がギクシャクするのは絶対に嫌だ」
「みんな仕事や家庭で忙しい。負担をかけたくない」
「そもそも、売るのか、貸すのか、解体するのか…何から考えればいいのか全く分からない」

こうした気持ちがブレーキとなり、大切に思っている兄弟だからこそ、かえって話を切り出せなくなってしまうのです。

しかし、ご実家を空き家のままにしておくことには、固定資産税の負担や、建物の老朽化によるリスクなど、現実的な問題が伴います。誰もが「どうにかしたい」と思っている今こそ、勇気を出して、次の一歩へ進む時なのかもしれません。

「決める」のではなく、「話す」ことから始め

実家の今後について、家族4人がテーブルを囲んで穏やかに話し合っているイラスト。

最初の一歩を踏み出すための、一番大切なコツ。それは、「いきなり結論を出そうとしない」ことです。

最初の話し合いのゴールを、「実家をどうするか決めること」に設定してしまうと、途端にハードルが上がってしまいます。そうではなく、まずは「みんなで同じテーブルにつき、気持ちを共有すること」をゴールに設定してみましょう。

「今度の週末、少しだけ実家のことで話さない?すぐにどうするか決めるんじゃなくて、まずはお互いがどう思っているか、気持ちを話すだけでいいから」

こんな風に、心理的な負担を軽くして声をかけてみてはいかがでしょうか。 「売却益の分配」や「誰が中心に進めるか」といった具体的な話は、もっと先で構いません。まずは、全員が同じ方向を向くための準備運動から始めるのです。

道に迷ったら、「専門家」に頼ってみる

誰も住まない実家問題の解決をサポートしてくれる、頼りになる専門家(不動産会社や士業)をイメージした、スーツ姿の男女のイラスト。

兄弟での話し合いで、それぞれの気持ちが共有できた。しかし、その次に「じゃあ、具体的にどうする?」という段階で、また足が止まってしまうケースは少なくありません。

不動産には、法律、税金、登記といった、ご家族だけでは判断が難しい専門的な知識が不可欠だからです。

そんな時、頼りになるのが「専門家」の存在です。 専門家というと、弁護士や司法書士といった「士業」を思い浮かべるかもしれません。もちろん、彼らは法律のプロフェッショナルです。しかし、実はもう一つ、皆さまの強力な味方となる専門家がいます。

それは、地域に根差し、相続や空き家問題に精通した不動産会社です。

不動産会社は相続の「最初の相談窓口」

実家問題の解決を手助けする「専門家」をイメージした、親しみやすいマスコットキャラクターのイラスト。

私たち縁優のような不動産会社は、単に家を売買するだけではありません。ご家族が抱える複雑な事情や想いに寄り添い、何から手をつけるべきか、どんな選択肢があるのかを一緒に整理していく、いわば「最初の相談窓口」です。

私たちには、地域で信頼できる弁護士や司法書士との強いコネクションがあります。皆さまが個別に専門家を探す必要はありません。まずは私たちにご相談いただければ、問題の全体像を整理し、必要な専門家へとスムーズにお繋ぎすることも可能です。

「何から話せばいいか分からない」。その一言からで、大丈夫です。 皆さまの「どうにかしたい」という想いを、私たち縁優が「最初の一歩」へと変えるお手伝いをいたします。どうぞ、お気軽にお声がけください。

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